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上海編 リニアモーターカー(上海磁浮列車)

上海リニアモーターカー(上海磁浮列車) 感想 浮上式の高速リニアモーターカーとして、世界で最初の営業運転を行った上海リニアモーターカー(上海磁浮列車)。浦東国際空港と上海市街を7分ほどで結びます。
2010年に地下鉄が浦東国際空港まで乗り入れたことで利用価値は激減しましたが、最高速度430km/hは他では体験できない世界です。

■ ここがポイント!

  • 空港からリニアモーターカーの駅までは「磁浮列車駅」の案内に従って歩きます。長い渡り廊下を渡ると駅があります。
  • 大人一人普通席で50元ですが、その日の航空券の半券を持っていると40元になりますので忘れずに。
  • 改札時に空港と同様の手荷物品チェックがあります。X線検査機に荷物を通しますが、私が通ったときは誰もモニターをチェックしていませんでした。
  • 車内は廊下を挟んで3人掛けの座席が左右に並びます。向きは固定されていて回転はできません。車両端の向かい合わせになった6席に陣取りました。
  • 現在、上海市街側の終点は龍陽路駅。地下鉄に乗り換えて中心部に向かいます。

■ 感想

営業運転間もない2004年に乗車しましたが、乗客は少なく、ひと車両に1、2グループしか乗っていないほぼ貸切状態でした。

「ブーーーン」という結構大きな音とともにリニアモーターカーが駅に入っています。到着してから清掃をするのか、しばらくはホームに降りられず、改札を入ったところのロビーで待機です。

発車をすると、どんどんスピードを上げていきます。速度を上げても車内は静かで、揺れもそれほど多くありません。車内のスピードメーターはぐんぐんと数字を増やし、431km/hで数字が止まります。並走する高速道路を見ると、100km/h前後で走っている車が止まって見えます。

最高速度を出しているのは2、3分で、列車は徐々に速度を落とします。それとともに周りにはマンションや工場など建物が増えていきます。431km/hで流れる景色を見ていたので200km/hくらいでも徐行しているように感じられます。

開業当時はタクシーに比べ時間的メリットがあったのですが、地下鉄で20~30分で南京東路まで乗り換えなしで5元ほどで行ける現在では、速さを体感する以外にほとんど価値がなくなってしまったのではないでしょうか。

ドイツの技術移転で完成した上海のリニアモーターカー。将来的には杭州まで延伸する予定だそうですが、技術流出や特許の問題でドイツ側が消極的なようです。

公式HP 上海磁浮列車(中国語/英語)
営業区間 浦東国際空港~龍陽路
運行時間 浦東国際空港発 6:51~21:51 龍陽路発 6:40~21:40
※18時以降は最高時速300km/h
乗車日 2004年4月22日
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更新日:2013-6-30
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