北京編 地下鉄事情
北京市内の移動手段として地下鉄(地鉄)は、路線が多く、運転間隔も短く、しかも安いので大変便利な交通手段です。昔はタクシー(北京タクシー事情)も便利だったのですが、今やタクシーは停まってくれない、停まっても乗車拒否されるで使えませんでした。
■ ここがポイント!
- 路線数が多く、まさに東西南北を網羅しています。初乗りの3元でほとんどのところに行けます。また、5分間隔ぐらいで走っているので非常に便利です。
- 切符はタッチパネル式の自動券売機で購入します。英語表示に切り替え可能ですが、日本人には英語より簡体字の方が駅名が分かりやすいです。行き先は画面の路線図から選択します。画面左端に縦に「1張」「2張」と並んているのが枚数で10枚まで一度に買えます。
- 自動券売機は釣銭切れなのか使えないことが結構あります。その場合は窓口で購入します。英語で「フォー」などと人数を言って指でも示すだけで十分です。たまに「アダルト(大人)?」と聞かれます。15年前は窓口にたむろして割り込むように買っていたのが、きちんと並ぶようになっていました。オリンピックが契機なのかどうか分かりませんが、それが今回の旅行会社で一番変わったと思ったところかもしれません。
- 入場前にセキュリティチェックがあります。空港同様に荷物はすべてX線検査機に通さなければいけません。基準は飛行機と同様みたいですがチェックはかなり甘いです。あからさまに手にペットボトルを持っていると飲んでみろと言われます。でも鞄の中に入っているペットボトルはX線で写っていても素通りです。中にはスマホを触って画面を見ていない係員もいます。
- 改札機は日本と同様です。入場時は切符(ICカード)をタッチします。退場時は通常の切符であればタッチではなく挿入口へ、プリペイドカードであればタッチです。私は旅行者にはプリペイドカードはいらないと思います。
- 車内は少し狭く感じます。ドア部分の進行方向左右中央に持ち手としてポールが立っていて、当然乗客はそれを持ちます。それでそこに人の塊ができて乗り降りの際に邪魔になります。地元の人も、降り損なわないようにひとつ前の駅からにドア付近に移動したりしています。
- 乗り換えでいろんなところに行けますが、乗り換え駅で結構歩きます。しかもエスカレーターがなかったりしますので、疲れがボディブローのように効いています。駅間距離も長いので、4駅でも乗り換えがあると30分ぐらいかかったりします。
- 北京の道路は幅が広く、横断歩道がないこともある(あってもスリリングなので道を渡らないにとしたことはない)ので、どの出口から地上に出るのかいいのか、駅構内の地図で確認しておくのがポイントです。
■ 感想
北京の地下鉄は縦横無尽に走っていて便利です。安くて観光客にも使いやすいので基本的に移動は地下鉄がいいと思います。工事で出口が変わっていたり、地図が簡略化されたりしているので、地上に上がってから通りの名前を確認して、自分がどっちを向いているのか把握することが大事です。私は地図を見間違えて、違う方向に歩いてかなりロスをしてしまいました。
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更新日:2017-9-9
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