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ソウル編 景福宮

景福宮 香遠亭 感想 景福宮はソウル北西にある王宮跡。日本が朝鮮総督府を建てた所でもあります。旧総督府は1996年に取り壊され、2025年完成予定で順次景福宮の完全復元工事が行われています。

■ ここがポイント!

  • 説明つきで観覧したい方は1日数回あるボランティアの日本語ガイドを利用できます。
  • 広大な敷地にいくつもの美しい朝鮮建築が並んでいます。韓国ではここに限らず豊臣秀吉の朝鮮出兵や日本統治時代に壊された建物が多く、案内板を読むたびに複雑な気持ちになります。
  • 香遠亭(上写真)は庭園に造られた池の中心の島にあり、島には木の橋が繋がっています。島には渡れませんが、こぢんまりとした建物が風景に調和して見事です。
  • 景福宮の敷地内には国立民俗博物館、国立故宮博物館があって、韓国の伝統文化・生活様式、王室文化が展示されています。
  • その国立民俗博物館は、佛国寺などの建築様式をもとに1972年に建てられた比較的新しいものですが、青瓦の五重塔が山並みを背景にして天守閣のようにそびえていて見甲斐があります。
  • 民俗博物館の手前には幅100mほどの木陰があって休憩所になっています。 木製のベンチと机に腰かけて、お弁当のチュンムキムパブを食べました。木漏れ日越しに見える景色も良くておすすめです。
  • 休憩所には、丸太組みの高床の櫓があったり、牛か馬を周回させながら挽く大きな石臼のある直径5mほどの円柱状の小屋があったりで、当時2歳前だった娘を遊ばせることができました。

■ 感想

建物については中国の紫禁城でも思ったのですが、同じような形のものが多いのでちょっとお腹いっぱいという感じがしました。復元された建物は、訪れた当時は再建から日が浅く、まだきれいで味がなくて、ちょっと映画村のセットのような感じがしました。そんな中で、李朝時代創建の香遠亭や慶会楼は背後の白岳山を借景とした見事な景観を造り出していて、いつまでもそこにいたい気持ちにさせられました。 午前中に行った昌徳宮のガイドツアーの見学がせわしなかったので、余計にゆったりとした気持ちになったのかもしれません。
中国とは違う、ましてや日本とも違う、別の確固たる文化が存在するということを印象付けられた興味深い見学でした。

公式HP 景福宮(英語サイト)
住所 ソウル市鍾路区世宗路1-56 >>地図
休園日 火曜日
開園時間 季節により異なります。
交通 地下鉄景福宮(キョンボックン)駅からすぐ
訪問日 2002年9月6日
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更新日:2012-9-17
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