北京編 明の十三陵
明の十三陵は北京郊外にある明の歴代皇帝・皇后の陵墓。その中で唯一発掘されている万歴帝の陵墓「定陵」が観光ルートになっています。万里の長城とセットになっているツアーが多いのではないでしょうか。
■ ここがポイント!
- 公開されている陵墓は3つありますが、そのうちの発掘されている「定陵」は地下宮殿と呼ばれる玄室に入ることができます。
- おもな観光のスポットは「定陵」と参道にあたる「神道」です。この2か所は歩いてまわれる距離ではありません。ツアーやタクシーの利用がおすすめです。コースに入っていないツアーもありますので、行きたい方はあらかじめご確認を。
- 神道には約2kmに渡って武官、文官、象や馬、麒麟などの巨大な像が、それぞれ立っているものと座っているものとの交互に並んでいます。交代で1日中警護していることを表しているそうです。
■ 感想
駐車場から10分ほど歩くと地下宮殿の入口があります。陵内は湿度が高いのではと思っていたのですが空調が効いています。入口から地下宮殿まで、ずっと階段が続くので結構疲れます。
地下には木製の棺(複製)や石でできた大きな閂が展示してあったのですが、他の観光客が多く、ガイドさんの声がよく聞こえなかったのが残念でした。
地上に上がるのは地下宮殿から横から出るような構造になっているのでそれほど階段を登りません。
高台になっている楼門からは見晴らしがよく、遠く山の麓に他の陵墓の楼門が点々と見えます。
そこからバスで少し移動して神道に。高い柳の木が立ち並ぶ幅5mくらいの石畳が延々と続きます。柳の木陰に乾いた風がゆっくりと吹きぬけるのが心地良かったです。
万里の長城とセットの現地日本語ツアーで行ったのですが、3組だけのツアーだったのでガイドさんも臨機応変に対応してくれました。神道も本当は真ん中あたりをちょっと歩くだけの予定だったのですが、結局のんびりと歩き続けることができたのは良かったです。
メインの定陵は、割と単調で大理石の地下宮殿といっても地下シェルターのようなものです。16世紀にこの大土木工事が行われたことはすごいと思うものの、個人的には見ていて感動するものではありませんでした。
明の十三陵だけを目的行くと、ちょっとがっかりするかもしれません。万里の長城とのセットでちょうどいいのではないでしょうか。
公式HP | 明の十三陵(北京観光局:日本語) |
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住所 | 北京市北京昌平区十三陵 >>地図 |
訪問日 | 2002年5月31日 |
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更新日:2013-3-31
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