アユタヤ編 ワット・プーカオ・トーン
ワット・プーカオ・トーンはアユタヤ中心部から西北に少し離れたところにある寺院。
他とは様式の違う白い四角錐の仏塔が特徴的で、その高さはアユタヤの仏塔で1番です。
■ ここがポイント!
- 1569年にビルマ軍がアユタヤを占領した際に戦勝記念として建てたもので、後にアユタヤ王朝が再興したときに改修されています。そのため、ビルマとアユタヤの様式の折衷になっ ています。白く漆喰で表面を塗り固めたピラミット状の四角錐の仏塔は、他には見られない独特なものです。
- 仏塔に登ることができますが、ここも階段はかなりの急傾斜。ここまでたくさんの仏塔を一日で登ったのでもう足がガクガクです。息を切らせながら登ると、周囲に高いものが何もないので遠くアユタヤ遺跡群の仏塔が一望できる素晴らしい景色が待っています。
- ワット・プーカオ・トーンの手前には、大理石の大きな台座の上に、騎馬に跨った王の銅像があります。ビルマに対する戦勝記念だとガイド氏が言っ てたと思いますが、今となっては記憶が定かではありません。その周囲は大小さまざまなカラフルな鶏の像が並んでいて何これ?という面白い光景です。この鶏、来る途中の仏具屋さんで売っているのを見たのですが、仏具屋には比較的大きな仏像も売られていてとても家に置くものとは思えません。ガイド氏に聞くと、お寺に寄進するためにお金持ちが買うとのこと。鶏もおそらく寄進されたものなのでしょう。
■ 感想
近付いてみるとかなりの大きさに圧倒されます。日が少し傾き始めていたので、仏塔の上からは夕日に照らされた静かな風景が一面に広がるのが見えます。観光をすると高いところに登って景気を見たくなる私としては大満足でした。
ワット・プーカオ・トーンにはあまり観光客がいないのですがガイド氏によると、「ここにはタイ人はあまり来ません。ビルマ軍が攻めてきたときに陣を敷いたのがここだからです。」とのことでした。ましてやその戦勝記念なのでタイ人としては面白くないところなのでしょう。観光客が少ないのでのんびり見学できるという面ではいいのですけどね。
公式HP | ワット・プーカオ・トーン(タイ国政府観光庁:日本語) |
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住所 | Phukhao Thong Phra Nakhon Si Ayutthaya |
定休日 | 年中無休 |
参拝時間 | 自由(多分) |
入場料 | 無料 |
訪問日 | 2006年1月29日 |
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更新日:2014-6-4
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